バセドウ病になるまで&発覚 入院から退院 平成14年通院
平成15年通院日記
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この日記をつけ始めたのは,娘が甲状腺機能亢進症,「バセドウ病」と診断されたのがきっかけ.病名や内分泌のことはある程度知っていたが,細かいことは何もわからない中,インターネットを頼りに多くの人の経験談を読み知識が得られた.掲示板ではアドバイスもいただけ心も和んだ.このページは,バセドウ病の経過を記録することと生の情報を必要とする人のために少しでも参考になればという思いで作った. |
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ちょっと振り返ってみると,我が家は共働きの核家族.子ども達は保育所育ち.ほったらかしと言えばそうだし,生活力は人一倍と言えばそうかもしれない.甘えたいときにあまり甘えられずかわいそうなことをしたと思わなくはないが,愛情をあげられるときはいっぱいあげたつもり.だから,母乳で育てたいという思いは人一倍強かったし,保育参観や授業参観は無理をしてでも参加した. |
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とにかくすごい「すさまじい入学式」で,大変な学年の一人らしい.1年生からずっと女の先生に丁寧に教えて頂いている.忘れ物は多い,いたずらは山ほど…担任の先生のご指導はただものではないらしい. 娘の習い事はピアノ,習字,水泳,夏場は町民プールに踏水会の指導員が来てくれるので期間限定で通っていた.放課後児童クラブに入り,学校が終わったらこちらでお世話になっていた.家にいるよりは安心だが,何せ18時までに迎えに行かなければならないのは非常に苦しかった.娘は児童クラブがあまり好きではなく,2年生の秋に退会した.児童クラブがストレスだったのか,はっきりはわからないが1年間で10キロ近く太ってしまった.身長も2年生の1年間で10cmも伸びていた. |
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「夏休みにはいったら,大きな病院へ…」と思いつつもなんやかんやと休みが取れず,4回目のハワイ旅行も計画していたため,結局,病院に行ったのは8月14日(水).国立なのでお盆休みはない.念のため,本当に念のためという軽い気持ちで家を出た. 小児科と言ってもいろいろある.町医者では物足らないし,遠いところは行くのが大変.どこに行くか結構悩んだ.そこで「肥満とか拒食症」の指導で聞いたことのあるK病院のI先生の診察日にあわせて行くことにした.外来担当は水曜日. はじめて行く病院.勝手もわからなく戸惑ったが,事務の方も看護師さんも親切だった.8時30分の受付開始に行った.30分くらい待った.小児科は子ども用の待合室があった.呼ばれて診察室に入った.先生は白衣を着ていなかった.風邪をひいて受診するときと余り変わりのない診察で,問診・視診・触診・聴診など … 即,言われたことは「甲状腺です.初期治療1ヶ月入院!」えぇ!!!!!!って感じでした.念のため…軽い気持ちで行ったのが,何と入院!!!そして「血液検査をすればはっきりわかるのでこれから採血して1時間くらいしたらまた呼びますので待ってください」と言われた.何だかどきどきしながら待っていた.血圧を測ったり持ってきた本を読んでいたが,何となく落ち着かない. そしてついにお呼びがかかった.「やっぱりそうです,甲状腺も腫れているし,今から入院して治療します」と断言された.そして院内電話で入院を病棟に伝えてくださった.おばあちゃん部屋しかあいていないらしい.娘はポロポロ涙を流すし,私はあっけにとられた感じで言葉がなかった.でもしかたないので開き直って,入院手続きの書類を書き始めていた.その間に病棟の看護師さんが呼びに来てくれた.歩いて病棟に向かった.1病棟の2階.ここは内科と小児科の混合病棟.食堂やお風呂など案内しながら連れて行ってくれた.216号室.奥の窓際のベッドだった. ![]() |