バセドウ病になるまで&発覚 入院から退院 平成14年の通院 血液検査 
  平成15年     通院日記
平成14年5月ごろ,多分バセドウ病が発覚.8月に診察.チウラジールを服用して5ヶ月後からの経過です.



平成16年はこちらです♪

平成15年12月24日(水)

 何もないクリスマスイブ.昼過ぎから地域の子ども会のクリスマス会.マクドにミスド,エクレア,ジュースお菓子…かなりリッチなメニュー.11時半から4時半まで時間休を取ったけど,3時前から4時過ぎまで職場に戻って仕事をした(笑)
 
 病院に着いたのは4時40分くらい.いろいろ聞きたいことがあったけれど,なんかまた聞きそびれてしまった.一つ聞いたのはインフルエンザの予防接種のこと.何の迷いもなく「していいですよ」とスパッと言ってくださった.
小児慢性特定疾患のこと.「なくなるんですか?」と.

 お決まりのコース.まず,前回の血液検査の結果.肝機能は異常なし.FT3がやや上がっているし,TSHは相変わらず低いけれど,TSAbはすごく下がってきた.
FT3が3.53 FT4が1.56 TSHが0.029 TSAbが602%.何を評価するか難しいけれど,同じようにチウラを飲んでいるのにどうして順調に数値が動かないんだろう??チウラを増やすことも言われないし,メルカに代える話も消滅したし.なんかじれったくて.車に向かう私の気持ちは「チウラを増やすことはできないのかと言えばよかった」という後悔.

 喉を見て聴診,寝ておなかを診て.「4年生やなぁ〜」???「何の教科が得意やぁ〜〜」前も同じコトを聞かれたけど.今日は「理科」と答えていた.「かわったことないか?」と聞かれて何もなかったので.カルテには「元気」と書いてあった.(笑)

 体重を計った.ななななななんと56Kgもあった.「1年で13sやで」T先生はちょっとお困りの様子.「採血は2ヶ月おきでしたっけ」「そうです」なんか,忘れられている.今日はお疲れですか?って言いたかった(笑)

 次回は1月21日.私の予定を確認してお願いした.これで今年の診察は終了.帰りに銀行で記帳すると6500円の見舞金が振り込まれていた.

 

平成15年11月26日(水)

 避難訓練があって,病院に行くのが遅くなった.4時半くらい.すでにM先生の診察は終わっていた.いつも奥の診察室だけど,今日は手前の広い部屋.短い白衣の下は白地に青っぽいチェックのカッターシャツ.

 「こんにちわ,元気ですか?」と聞かれたけれど,元気じゃない.先週から風邪をひいて耳鼻科に連れて行った.フロモックスとスルガムと胃薬を飲んでいるが今日で薬はなくなる.咳はおさまらない.そんなことを伝える.「先生の所に来るとなったらかぜひくなぁ〜」偶然といえ,本当にそう.聴診.触診.ベッドに寝ておなかを見る.「気管支炎を起こしているような感じですね」と言われた.喉も見ながら,「体育は普通にしてる? 何してる?」と聞かれてマラソンの話.マラソンはしたくない娘.アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー
 「風邪薬,出しますね.甲状腺のお薬は今まで通りで.」と言って,クラリス.ムコソルバン,ムコダイン,PL,ビオフェルミンを処方してくださった.もう一つ咳のきつい時用に書かれたが,考えた末,末梢.

 「前回は採血しませんでしたので,今日は採血してください」と言われてシールと用紙を看護師さんから受け取る.「次回はどうしましょう」と言う話しになって,「火曜日は休みなので水曜日でお願いします」と頼んだ.今回も昨日のはずが絶対はずせない出張で今日に代えてもらった.「次回来れなかったらどうしましょう?」「薬は残っていますか?」「10日くらいは余っています」「次は年明けか.それまでほっておけへんし,また電話してください」と言われてほっとした.

 適当な医者なら年明けでと言いそうだけれど,T先生は律儀な先生なので,やっぱり体のことも考えてくださってるのかな?と思った.どうか,24日何もありませんように!

 採血室に行く.小学生が点滴をしていた.「採血いやか?」「大好きですよ,いくらでも取ってください」腕をこすって「あるあるここに,太いのが♪」楽しい看護師さんだった.終わる頃T先生が点滴をしているところに来られた.お母さんが子どもを抱いて,先生が点滴を持って移動.入院するらしい.

 次回はもう12月か.早いな.


平成15年10月28日(火)
 
 4週おきの通院だが,今回は来週どうしてもはずせない会議があるので1週早めた.
4時過ぎに受け付け.しばらく外で待っていたが,看護師さんに診察室の中のソファで待つ.隣のM先生の患者さんは多くて,忙しそう…

 15分ほど待つとT先生登場.「お待たせしましたぁ〜〜」ブルーのカッターシャツ.「元気ですかぁ〜」
早速,検査結果のデータを探して……見つからない.| ̄ω ̄A;アセアセ「確か,下がっていたと思うんですけどぉ〜」ガサガサ

 「鼻のグズグズはどうですか?」「前回のアレルギーの検査なんですけど,かなり数値が高いです.IgEの数値が541です.」後は説明.ヤケヒョウダニ,ハウスダスト,スギ,ヒノキ,カモガヤ,ブタクサ,ヨモギ,ガ,ユスリカ,イヌヒセツ,カビに反応.「これだけあれば1年中グズグズしていますよ.耳鼻科に行くときにこれを渡してください」と検査結果をいただいた.「カビとかハウスダストはどこにでもいますから」「部屋が汚いしや!」と言ってしまった.「Mちゃんは掃除嫌いか?」「いつも怒られて,泣きながら部屋の掃除するもんな」「きれいにしても30分ももたへんし」くだらない会話(笑)

 
甲状腺の方はTSHが0.130,FT4が1.20,FT3が3.83
「やっとTSHが出てきましたね」と言われてほっとしたし,嬉しかった.TSHレセプタ抗体が68.9%,甲状腺刺激抗体が1295%で,こちらも減ってきている.


 今回は亢進していたらチウラ増量か,メルカに替えるようにお願いしようと思っていた.それは杞憂でよかった!

 聴診,喉を見て,首を触って.「なんかニコニコして,いいことあるんか?」いや,別にないけれど,普段ほったらかしの娘にしたら,私とくだらない冗談を言ったり,べたべたできて嬉しいのかも(笑)

 検査結果のメモをいただいた.「今日は残念やけど,採血せーへんしな!」と言われた.次回は4週後.「都合が悪かったら,お電話させて頂きます」と言って挨拶をして終わった.


平成15年10月8日(水)
TSH FT4 FT3
0.745〜
4.667
0.71〜
1.52
2.39〜4.04
0.003 1.59 4.67
 前回から4週間というと,昨日だったが,私としてははずせない出張と重なり1日遅れとなった.受付では検査結果を貼る作業が行われていて,カルテや検査表が広がっていた.

 いつも火曜日はここの診察室はM先生で.奥の診察室でみていただくが,久しぶりに手前の診察室だった.こっちの方が広いし,カワイイものがいっぱい置いてある.やっぱり小児科らしい.

 16:01 の受付.5分ほど待った.看護師さんが「中で待ってて」と言ったので診察室で待つ.青のカッターシャツのT先生登場.「お待たせしました,こんにちわ」「体の調子はどうですか?」鼻がグズグズしていた娘.「いつも,来るときこうやなぁ〜」「ずっとなん?」とかいろいろ聞かれて「耳鼻科に連れて行って,アレルギーの薬を飲んでいました.アレルギーかどうかは微妙な様子でした」「1日1錠飲む薬ですか?」「ええ,そうです」(ご存じなのね,さすが)

 血液検査の結果を見て,「肝機能は大丈夫だし,貧血も問題ありません.…アレルギーの場合好酸球が増えるんですけど,0.2 とか0.5で(結果をめくりながら)問題ないです.でも,例外があるのできちんと検査しましょうか?」と言われた.

 途中で業者さんが何かの納品に来られたり,患者さんのお父さん(多分,発達障害だと思う)から電話があり,診察は中断.小児慢性特定疾患の話もされていたなぁ〜

 聴診をして,喉を見て.「体重は?」(笑)「お母さんとかわらへんなあ〜〜(笑)」「どうや?」「いやや」「イヤでも何でも計ったら分かるわ,こっちおいで」と隣の部屋に連れて行かれる.「ようけ食べんの?」笑ってごまかす娘.「おやつ禁止令ですね」と私.「運動はしてる?外で遊んでる?」先生もお困りの様子.次は肥満外来?(笑)

 「スカートきつそうやな」「まだ,大丈夫,これのびるし」「ゴムが伸びきるまではくんか?」なんかおもしろくて…先生もこんな娘の相手をするのは大変だわ.

 検査結果のメモをいただく.亢進している.「検査結果が順調に下がっていれば8週間ごとの採血と思っていたんですが,あがったり下がったりなので,悪いけど今日も採血してくださいね」気の毒そうに言われたので,「採血平気です.全然いやがっていませんから,どんどん取ってください」と言っておいた.本当だから.

 「4週間後ははずせない会議だし,5週間後も出張とか入っていて来れないので3週間後でいいですか?」「良いですよ.薬は4週間出していますけど」今日は言い忘れなかった.

 採血室に行く.看護師さんが赤のスタンプ押しをしていたので脱脂綿が赤くなった.受付から30分で車に乗る.今日は4人の診察.娘は3人目だった.T先生は律儀な人なのか,看護師さんにメモを渡してらっしゃる.

 低下していたら連絡が来るだろうと思っていたが,連絡はなかったので悪い予感がしていた.それが的中.TSHがわずかに出ていることだけが救い.同じように薬を飲んでいるのにどうしてなんだろうな?
でも亢進状態も,少しなので季節が良くなったら正常値に入るのだろうか?

 土曜日,生け花展に使う胡蝶蘭を生産直売されてるKさんのハウスに買いに行く.1りん280円.やっぱり安い.ついでに100円のジャガイモも買う.
 
 M薬局に行く.「チウラジールが30錠足らないので,また持って行きます」と言われた.車に乗ってから「お姉ちゃん,少年の主張,トップバッターで頑張ってくれはったな」と話に来られた.

平成15年9月9日(火)
TSH
0.004
FT4
0.92
FT3
3.37


 あわただしく職場を出たので,何を話すか全部忘れてしまった.(笑)湿疹のこと,薬を替えること,白血球の減少のこと…何も言わず終わった.おまけに,最後に次回の通院日が都合悪いことも言い忘れて,採血の後,T先生を待つことに.(笑)先生は診察中だったので看護師さんに言うと「私に言ってもダメ,先生との個人的なお約束だから,先生に言ってください」って,分かってるから先生を待っているのに.ちょっとムッとした.

 4時15分くらいに受付.T先生はすでに診察室に.呼ばれて行くと,「困ってることないですか?」鼻がぐずぐすしているけれど,風邪じゃないし,目はかゆいみたいだけど,アレルギー性結膜炎だし.「咳が出て困るとかないですか?」「困ったこと…体重が増えすぎて困っています」毎回言うことは同じ.体重52キロ,身長152cm.「体重は1年間で13キロ増えたなぁ.身長は6cmほど伸びましたけど,もうこれ以上の伸びは期待できないし」分かっていますけど…「ごはんがおいしくてたまらんか…」苦笑い
「体重が増えたのは病気のせいもあるけどなぁ〜」本当は,「食事制限」とか言って欲しかった.「下痢とか便秘はしてませんか?毎日ちゃんと出てる?」そんなことも聞かれた.

 喉を見て,聴診して.カルテに貼り付けた検査結果を見て.「甲状腺刺激抗体は増えてますけど,FT3もFT4も減っているし,TSHは今まで感度以下でしたけど,少し計れるようになりました」「今日採血して,極端に低下しなければ採血は2ヶ月に1回にしましょう」「薬もこのまま10錠で飲んでください」

 今日もずっと私の方ばかり向いている娘.先生に「こっち向きや」と言われても照れくさそうに下を向いている.

 採血室に行く.生年月日を見て「明後日誕生日やなぁ」「テロの日やけど」「うちのお父ちゃんと同じ誕生日やな」「採血は慣れてる人かな?」「そやったらだいじょうぶやな.小児科の人には痛くないおまじないがあるんやで.ここを押さえると痛くないしな」…「痛かった?」「ううん」
ここに来るとなぜか楽しい.

 T先生の診察が終わるのを待って,そっとドアを開けて「すみません,4週後は出張が入っていて来れないので水曜日でいいですか?」とお聞きした.「薬は余分にありますか?」「はい」「4週後の水曜日ですね.いいですよ」「じゃお願いします」ということで,終了.

 低下しているから薬をどうされるか興味津々だったけれど,減らされなくて良かった.TSHをじっくり待ちたい.

平成15年8月25日(月) サードオピニオン
 
 時間とお金をかけて,行く意味があるのか正直迷ってのサードオピニオン.結論は行って良かった.O市S病院.

 ネット予約で,どちらの医師でもよいとしたが,院長の診察となった.予約は10時20分.30分前には来るように指示があったので10時少し前に到着.自宅から,ちょうど2時間.3日前からネットにつながらず,地図もうろ覚えで地下鉄を降りてから方向も曖昧で適当に歩いて,出会った人に聞きながらだったので時間がかかった.それにしても暑かった.

 問診票はネットから印刷したものに書き込んで渡す.今までの検査結果も一緒に.検尿,身長・体重,血圧検査,検温.1時間近く待って,診察室に呼ばれた.紹介状はないのかと何度も聞かれた.ないものはない.あればどうなる?自分の意志で来ただけだから.(笑)

 まず,なぜ,バセドウと分かったか聞かれた.チウラを飲むまでの経緯も.甲状腺を赤鉛筆でなぞり,薄い紙に写し取られた.かなり大きい.「治りにくい」と言われた.数値から分かってはいますが…エコーもしていると伝えると「腫瘍とかないですね」と念を押された.

 メルカで好中球が減った話をすると,「投薬後,3週間以内に副作用が出るはずがない」と言われた.「副作用の1ヶ月以内の文献はない」と.「例外が万が一あるかもしれないが,バセドウ自体白血球が減少する病気だから」.薬としては人にもよるが,メルカを使えるともう少し早く落ち着くかもしれない.

 チウラを10錠も飲んでいるので,「これ以上増やせないでしょうね」と聞くと,「20錠30錠飲んでいる人もいる.どうもない」ときっぱりと言われた.

 今後の見通しとしては2年くらい投薬治療をして様子を見るのがいい.手術は数値が安定しないとできない.TSHがまったく出ていないし,FT3もFT4も正常値に入らないので「今は無理」とはっきり言われた.子どもだからとか言うことはないらしい.アイソは15歳になった時点で考えたらいいとのこと.

 朝8時前に家を出て,帰宅したのは2時過ぎ.待ち時間も長かったが,今後の治療の見通しが持てたような気がする.

 私なりに思ったことは,主治医が前回話した「薬をメルカにもどして好中球の数に注意深く見ていく」という方法がいいような気がした.次回の通院で相談したいと思う.

平成15年8月13日(水)
 T先生から電話があった.娘が出たが,薬は昨日言ったとおりで飲んでくださいと言われたらしい.といことは昨日の採血結果はあまり良くなかったのかな?

平成15年8月12日(火)
   明後日で,初診からちょうど1年.夏休みなので,午前の診察でも良かったけれど,先生はいつもの時間でいいと言われたので,4時前に受付に行った.
 5分ほど待つとT先生が来られた.白のカッターシャツだった.隣のM先生も白衣じゃないし.

 先週末,39度を超える熱が出たので,近くの小児科に行ったら扁桃腺と言われた話をした.喉を見てくださったが,それほど大きくもないらしい.「よう熱出すなぁ〜〜」そうですよね.4週ごとにちょうど調子が悪くなる(笑).

 聴診器を当てて,そのあと血液検査の結果を見て話をしてくださった.イライラとか心臓のドキドキの様子を聞いてから,身長と体重を計る.50,5kg 151,6cm.食べている割には体重が増えない.でも前回は45kgだったし.(笑)FT3もFT4も前回より上がっている.刺激抗体は下がっているけれど.体重5キロで1錠.今極量飲んでいる.

 体重が増えた分チウラを1錠増やすことに.先生も悩んでいらっしゃる様子.メルカならもっとコントロールができるのかも.でも,また副作用が起こるとなぁ〜と思うと,私は何とも言えない.もちろん医者じゃないし.このまま数値が下がればみんな治るのだから,10年も薬を飲む人なんていないんだろうな.難しい!

 「家で毎日何してるの」とか「夏休みどっか行くの」「海外か?」なんて話をされながら「キッズウオー見てるか?」って聞かれた.「あのこらどこに住んでるんや」「中学生か」とか話してて「Mちゃんインターネットする?」「この前先生休みの日に子どもがインターネットで調べてて,話も全部わかるんやな」ってな話をされた.やっぱりこういう話ができる先生はいいわ♪
 
 「時間ありますか?」と聞かれた.前回のエコーから半年経っているので今日はエコーをしたいと言われた.別に予定はないし,「大丈夫です」と答えた.「終わったらここで待っといてください」と言われ,採血用紙と会計用紙をいただいて採血室に行った.

 採血室には誰もいない.声をかけても音沙汰無し.しばらく待っていると,たくさんのデータを抱えて帰ってこられた.「ごめんごめん」「どなたもいらっしゃらないので,お休みが多いのかと思っていました」(お盆だし)と言うと,「みんな受付で,結果のデータ貼ってるんですよ」「えっ,それって先生が貼られるんじゃないんですか?」「ううん,それはここの仕事.検査に出したら出すだけ,ここの仕事は増えるの」「見えないところのお仕事あるんですね」「主婦の仕事も一緒.男の人は目立つ外で働いてるけど,見えないところでいっぱい仕事があるの.主婦もそうやろ〜〜」「先生,貼ってくれはったらいいのに(笑)」もう一人,看護師さんが来られて交替.

 受付に行って,処方箋をFAXしてもらっている間にT先生が「Mちゃん,こっちおいで」と呼ばれるんだけど,行かなかった娘.一人では行けない情けない姿| ̄ω ̄A;アセアセ

 次の診察の人までにと思ってくださったのに,結局その人が終わるまで待つことになった.終わったのか,T先生がエコー室に来られた.結果はそれほど大きくはなっていない.ただ左右の大きさが違う.左の方が大きい.そんな結果だった.
 
 「この前甲状腺の専門医の所に連れて行ったんです」「治りにくいタイプだと言われました」と伝えた.先生から神戸のK病院の話も出たけれど…京都にもあるしとか.治療方法は3つしかないし,アイソは子どもは除外.手術は「子どもは傷が残りやすいから」というと,「上手な先生ならそうでもないよ」と言われたし.やっぱり行き詰まりを感じる.

 「検査結果で,また電話します」と言われた.どうなのかな?本当のところは…

TSH >0.01 FT4 2.31 FT3 6.40  
甲状腺刺激抗体 1589% TSHレセプタ抗体 72.0%

平成15年7月31日(木)
  昨日,主治医から電話があったらしいので,かけてみた.
 TSHレセプタ抗体や,甲状腺刺激抗体の数値は下がっているけれど,FT3もFT4上がっているらしい.薬の量はこのままでという連絡だった.

毎回毎回,ご丁寧にありがとうございます.下がっているから薬を減らすと言われたら,(減らしてはいけないので)どうしようかと正直不安だったので,逆に安心した.

平成15年7月28日 (月)
  やっと1日の年休が取れた.今年度初めて.夏休みに入ったら「セカンドオピニオン」とは思っていたので,今日はその日に当てた.

 8時半前に家を出る.クリニックに着いたのは10時前.月曜日なので混んでいるかと思ったが,3人待ち.30分くらい待っただけ.話を聞いていると遠くから来られている.今日バセドウと分かったような人もいる.

 受付のスタッフは感じのいい人だった.問診票に書きながら,検温,尿検査.問診票には本当のことを書いた.『専門医に診察をお願いしたい』と.検査結果も受付で渡した.

 名前を呼ばれ診察室に入る.パソコン,プリンターなど所狭しと置いてある.「こんにちわ,遠くから」という感じの挨拶.検査結果を見て,薬の説明や使い方のコツを教えてくださった.すごく良くしゃべる先生で,薬の使い方にも自信満々のご様子.増やすときには一気に増やす.減らすときはなめるように,少しずつ減らす.下がるのはなかなかだけれど,上がるのはすぐ.(私も実感しています)薬を飲むのはご飯と同じ,習慣に,当たり前のように飲む.飲み忘れると1ヶ月飲んだ苦労も水の泡.私が言うより,先生に言っていただく方が娘にはいいと思った.

 脈を計って,血圧測定,手の震えの様子「亢進してるなぁ」.甲状腺の大きさを測る.ベッドに横になって聴診.診察しながら,チウラジールはきちんと飲めば安全,妊娠も授乳もできる.糖尿病みたいに失明するとか普通の生活ができないことはない.バセドウの人は普通の人よりも元気に生活している,というような内容のお話しをしてくださった.そのように説明していただけると安心.

 血液検査の内容も,お金をかけていると言われた.(刺激抗体などの検査は6000円くらいするらしい)TSH/FT4/FT3 の検査だけである程度のことはわかる.甲状腺を刺激する物質はたくさんあって,これらはその1つにすぎないらしい.
「小児慢性特定疾患の申請はしてますね」と確認してくださった.

 「薬は余分にあるか」聞かれた.「2,3日分だけ」と言うと,「何があって薬をもらいに行けないかもしれないので,2週間分あげるわ.高い薬と違うし.せっかく飲んでてもやめたらまた良くなるのに時間がかかる」と言われた.そんなこと考えもしなかった.言われてみると納得.そういうところ慣れていらっしゃるようで,ほっとする.

 遠くまで来たので,どこかに寄ればと言われたが,まっすぐ帰ることに.ほんの15分くらいのために半日かかったけれど,行って良かったなと思う.薬を飲み忘れないこと.TSHが5〜7くらい出るまでは,薬を減らさず待つ.減らすときは1錠ずつ慎重に.


 それから,娘の場合は治りやすいタイプではないらしい.手術は子どもの間にすると,傷が残りやすいし,ケロイド体質の場合はなおさらなので,今のところ肝機能障害も問題ないのでこのまま,長丁場だけれど投薬治療で頑張るしかないなと感じた.

平成15年7月14日(火)
 仕事が早く終わったはずなのに,別の用事を頼まれて,いや忘れていただけだけれど,家に帰るのが遅くなった.受付は4時10分.

 急に入院した子どもの処置があるらしく,看護師さんが,「しばらく待ってね」ということを何度か言っていた.隣のM先生の所は診察が進んでいるのになぁ.後から分かったけれど,今日のT先生の予約診察は3人かな?娘は真ん中だった.処方箋をもらう頃,T先生は診察室を出られたから.

 ピンクのカッターシャツにクリーム色のズボン.診察室に入る前に「遅くなりました」と言わんばかりに,頭を下げられた.そういう律儀なところはさすが…見習わないと.
 名前を呼ばれて入ってから,いつもと変わらず「かわったことはないですか?」と聞かれて,この土日,38度を越える熱か出て,鼻が出て…という話をした.いつもここに来る頃に体調が悪くなるので笑い話みたいだった.「何か薬を飲んでいましたか」と聞かれたので「トミロンとPLを3回くらい.でも熱が下がったので,やめました」と正直に伝えた.

 聴診で呼吸音も今ひとつみたいで,「苦しそうやな」と言われた.リンパ節も腫れている.喉を見ても赤い.「いびきをかきますか?」と聞かれたけれど「最近一緒に寝ていないので分かりません」と言った.何だかおかしかった.先生も笑っておられた.

 検査結果は相変わらずTSHは感度以下だけれど,FT3もFT4も下がりつつあるのはうれしい (*^▽^*).「熱が出ているけれど,白血球,好中球の数も正常範囲で,長い間熱が続いているわけではないので,今のところ薬が原因で熱が出たとは考えにくい」と言われた.やっぱり副作用のことを思ってくださっているみたい.

 「風邪薬はいりますか?それとも自分で治す?」と聞かれた.自然治癒力に任せるのがいいのは百も承知だけれど,鼻をかんだり,プールに入れないことを思うと薬をいただくことにした.「この症状にぴたりと効く薬はないんですけどね…」「薬は好きか」と笑って言われた.「嫌いじゃないです」と笑って答えた.

 血液検査の伝票を作りながら,カルテに記入しながら「夏休みはどうするの?どこか行くの?」と聞かれたので,学校での学習会の話とプールの話をした.「プールは水泳教室で1級は合格して欲しかったんですけど,もう行かないと言うので…」「1級ってどれくらい泳ぐの?」「バタフライ」「そうかバタフライできるんか,すごいなぁ〜〜」そんな話で終わった.やっぱりこういう話で信頼感ができるというか,病気だけでなくてその子の生活とか考え方とかも分かってもらえて,安心できるような気がした.

 次回も4週後.「夏休みですけど,いつもの時間でいいですか」と聞くと「結構ですよ」と言われた.そして挨拶をして採血室へ.

 採血室はすごくにぎやか.女の子が泣きながら腕を出している.お母さんが上手に話し込んでいる.看護師さんも3人がかり.そんな横に娘は座って何食わぬ顔で採血してもらう.「となりのおねいちゃん,えらいなぁ〜泣いてはらへんで」娘は自信満々で採血終了.それを見て女の子も挑戦.

 次は薬局.店にはいると電話でしゃべっている.いつもなら「はい,できてますよ」と言って渡してくれるのだけど「2.5gは多くないですか」としゃべっている.風邪薬にフロモックスとPLとムコダインとアスペリンが処方されたが処方箋のムコダインの量が多いのではないかという内容だ.病院に電話してT先生と話している様子.結論はそのまま.薬局のMさんが「T先生ってモンクも言わないし,優しそうな先生やね」と言われた.「ええ,いい先生ですよ,頭も低くて」と言った.本当にそう思うから.また「熱さまシート」を買って帰る(笑)


前回の結果
TSH <0.01   FT3  5.47   FT4  1.38
TSHレセプター抗体72.9%   甲状腺刺激抗体1908%

平成15年7月8日(火)
  帰宅すると留守電が入っていた.「遅くなりましたが,血液検査の結果,薬の量は今までと同じで良いです」という内容だった.

 来週通院するのだから別に連絡はなくても良かったのに,ご丁寧な先生だと思った.前回から想像しても急に数値が正常範囲に入るとは思えないし,たとえそうでもTRAbが高いので,薬を減らすとまたもとに戻りそうで正直怖い…

平成15年6月17日(火)

仕事を山積みのまま行った病院.前に2人,後に1人.「かわったことないですか?」と聞かれて,「風邪ばっかりひいている」と答えた娘.ずっとではないけれど.

 いつも通りの診察.先生はなんか太ったと感じておられた.身長150,5cm,体重49,5kg.これには驚き.思わず「え〜〜〜〜」と叫んで,数字をのぞき込んでしまった.カルテを見ながらここのところ1ヶ月で2kgずつ増えている.「甲状腺の働きが亢進しなくなって,基礎代謝量が減ったから同じだけ食べていると太る」と言われたけれど,食欲は相変わらず.思わず愚痴ってしまった.そこになぜかM先生がのぞきに来られていた.暇なの?
 甲状腺を刺激する抗体自身は減っているが,数値は普通じゃない.TSHも残念ながら出ていない.このままチウラ9錠でいくと言われた.血液検査の結果によっては連絡するとのこと.

 小児慢性特定疾患の申請書を渡した.本当はセカンドオピニオンの話をしようと思ったけれど言い出せなかった.聞いたことは「複数の病院でも申請できるのか」答えは「できる」とのこと.「制度のことを知らされなかった場合,さかのぼって申請できるのか」という点については「できない」と言われた.「Mちゃん入院の時の分,払ってないですね」「はい,払ったのは初診日の分だけです.」「本当は申請して承認されてからしか負担してもらえないんですよ.その点この病院は,良心的ですよ.」

 そう言われて悪い気はしない.病院もだけど,先生もいい人だと思う.だからよけいにH内科のことは言えなかった.私の中に次回でもいいか?という見通しがあったからかな?あんまり長話も良くないかと思ったり…

 採血して帰った.薬局では「チウラ10錠ほど足らないので,持って行きます」と言われてあるだけ渡された.


 M先生もT先生も白衣じゃなかったな.

平成15年5月26日(月)
 主治医に電話した.「ホルモンの数値は下がっていることは下がっているけれどまだまだ正常値にほど遠いので,1日9錠で飲んでもらって,薬がなくなる4週後に来てくださいと」言われた.

 「私の方からTSHは出ていませんか?」と尋ねると,「0,005だったと思います」と言われ,「ホルモンの数値が下がっていませんから」と言われた.分かっているんだけど.知りたいんです.主治医にしたら分かり切ったこと聞くのかと思っているかもしれないけど.

平成15年5月21日(水)
 私は不在だったケド,主治医から電話があった.薬はそのまま飲んでくださいという連絡を娘が受けた.私は金曜日まで帰らない.

平成15年5月20日(火)
   4時15分の受付.小児科のT先生は今日は予約診察,少なかったのかなぁ?誰も待っていなかった.後ろに赤ちゃんが一人いたけれど.

 診察室ではいつもの挨拶.「しんどいとこないか?かわったことないか?」娘は風邪気味のことを言った.私はそんなこと言うなんて思ってもいなかった.熱はないけれど,鼻は良くかんでいた.

 「ここに来るたびに風邪ひいたり,おなか痛なったりするなぁ〜」苦笑いされた.確かにそうだなぁ.別にわざとじゃないんですけどo(^^;)oハハハ
聴診,喉を見て,首を触って,ベッドに寝ておなかを見てもらって.「体重はどうですか」「最近,計ってへんな」身長150cm,体重47kg.体重には驚いた!「学校よく休む?」とか聞かれた.

 「採血の結果が分かるまで1〜2週間かかるので,とりあえずこのまま9錠で飲んでください.低下しているようでしたら,薬はそのままで甲状腺剤を補ってもらうので,薬を取りに来てもわらんとあかんのですけど.4週間後でいいです」と言われた.そして「どちらにせよ連絡させてもらいます」と言われた.DRは下がる見通しなのか…私はかわらないと思うけど.下がることもだしTSHは出ないかも…これで悪化していたら最悪!

 その後,私の方から小児慢性特定疾患の継続の件を聞くと,先生も言わないといけないと思っていたみたいで,書類をくださった.看護師さんも書き方を説明してくださった.2枚のうち,1枚は持って帰って書く,もう1枚は住所とかを直接書いた.書いている間,「学校楽しいか?」「何が楽しい?」「身長高い方やなぁ〜一番後ろか〜〜」「4年生やろ〜〜」何が言いたい?大きいこと?カルテめくって身長が初診からどれくらい伸びたか見ておられた.(と思う)

 採血の容器と用紙を持って採血室へ.もう慣れたもの.

 病院に来て30分で車に乗った.早かった.こんなの初めて.

TSH <0.01 FT3 6.87 FT4 2.02
TSHレセプター抗体 71.5%  甲状腺刺激抗体 2120%

平成15年5月6日(火)
 予定より1週間早い通院.早く職場を出ようと思っていたが,あいにく来客で話が長くなり,3時半にやっと終わった.娘から携帯に電話もあった.

 4時前の受付.1番だった.診察室の中のソファで15分くらい待った.

 白衣が短く感じるT先生.エンジのチェックのカッターシャツ,なんだかかわいかった.「かわったことないですか?」本人はどうしゃべればいいのか分からない.数日前から腹痛を訴えていたので私が伝える.聴診をして首を触って,ベッドに寝転がっておなかを見る.別に異常はないらしい.
 
 血液検査の結果を見て相変わらず自己抗体の数値が高いと言われた.FT3もFT4も数値が上がっていた.「体重はかろか」例のスグレモノで計ってもらう.149cm,45kg,身長のはかり方もあごの角度みててプロってるような気がした.「イライラはどうですか?心音を聞く限り早いとは思わないのですが…おなかはよくすくの?」そんなことを聞かれた.イライラは病的なものか思春期の特徴なのか,判断に困る.そのことは先生に伝えた.

 その後の説明.結構長かった.でも無駄だとは思わなかった.普通,治療を始めたら2ヶ月くらいで数値は下がるはず.今まで見てきたバセドウの人はだいたい下がって甲状腺剤で補って落ち着いた.娘は例外というか珍しいらしい.何らかの原因で攻撃する物質が増えて,数値が下がらない.免疫の病気ならステロイドを使う,眼球の裏に脂肪がつくときもステロイドを使うが,今の状態はそうではない.このままで改善されなかったら外科的治療を考えなければならない.年齢的に放射線治療はできない.私にすれば分かり切った内容だったけれどストレートに言われると考えてしまう.
 
 薬の説明でチウラジールは体重当たり1mgが極量.45kgなので1日9錠.1日3回3錠ずつと言われた.飲み忘れはあっても思い出したときに飲む.次は2週間後の診察で採血もすると言われた.

 いつも聞くことを忘れるので今日はメモをしていった.数値はメモして頂いた.湿疹のことは言いそびれた.(笑)小児慢性特定疾患の継続申請のことは次回でも間に合うので聞かなかった.プールのことも.学校の検尿でたんぱくが下りていることは伝えた.二次検査の結果がまだなので,その結果も見てからにしましょうということで終わった.次回検尿をするかも.

 薬局に行ったが,薬ができていなくて少し待った.

平成15年5月2日(金)
 昨日主治医に電話したが,あいにく出張といわれた.
 改めて連絡する.要点は娘から聞いたことと同じ.「薬がなくなるのは11日の日曜日」だと言うと,「来週来れませんか」と聞かれた.行けるのは火曜日だけ.あとは授業参観や出張や会議でどうしようもない.「夕方に来てください」「採血する予定はないんですけど」「かわったことはありませんか」電話の内容はこれだけ.かわったことあるんだけど,電話では話しにくい.食欲がありすぎて,でも体重は増えない,むしろ減っていることを伝えた.
 

平成15年4月30日(水)
 夕方,主治医から電話があったらしい.内容は,チウラジール1日6錠に増やすことと.次の通院日まで薬がもたないので,なくなるころに電話してほしいということ.
 要点は分かったけれど,不安なので明日主治医に電話しよう.

平成15年4月19日(土)
 
眼科に行く.

 実は今までN市のM眼科に行っていたが,この前受付で気分害したのと,DRの説明がいつもイマイチで納得できなかった.M病院でT先生の口からY眼科のことを聞いたので思い切って行ってみた.12時過ぎに行く.ビルの1階.受付と待合室が近すぎたり,診察室のDRの声が聞こえたりで,ちょとプライバシー守られてないかなって思ったけど.
 
20分ほど待って,診察室に入る.DRが誰かに似てるんだけど名前が出てこない.遠視と乱視の話を詳しくしてくれた.すごく良くわかった.M先生はそんな話してくれなかったし,分からなかった.あの先生はいきなり「めがね掛けないと勉強も集中できないし,成績も下がります」なんて言われて,「なんやこの人!」って思った.その点Y先生は丁寧だし,具体物で言ってくれた.検査の数値も説明してくれたし.この先生にかえようと思った.

 バセドウの眼球突出のことも相談してみた.「8ヶ月も薬を飲んでいたらそろそろよくなるんじゃないか」とか,「バセドウが落ち着いたら突眼もましになる」と言われたけど,現実は全て違う.甲状腺の腫れは大きくなるしT先生はよくならないと言うし,治療法も特効薬はないし.何一つ出口がない.「まぶたが閉じないとか,眼球が傷ついているなら治療を考えますが,今はどうしようもない」そう言われ,期待はしていなかったけれど,どうしようもないことが現実となり残念.

 定期検診はM眼科では3ヶ月ごとと言われたけれど,Y先生は6ヶ月後でいいと言われた.めがねも合っているらしい.もうM眼科には行かないぞ!

平成15年4月15日(火)
 迎えに行ったのは4時前.受付は4時過ぎ.お父さんの転勤で,健康保険証がかわった.(らしい)が,新しいのを受け取っていないので,そのことを受付で伝えた.受付では看護師さんが誰のか分からないけど,カルテに検査結果のデータをノリで貼り付けていた.そういう仕事って先生がするんじゃないのか?初めて知った.保険の種類を聞かれて,今月中に新しいのを持ってくるように言われた.(何とかなるだろう,最悪,旦那に押しつけよう)

 白衣を着ていないM先生が暇そうにT先生の診察室を覗いている.
15分くらい待った.M先生の今日の一言目は「そこに座って,ちょっと待っといて」だった.何だかせわしなさそう.

 「体はどうですか?ここが困るとか気になるとかないですか?」こういう聞き方は小児科の先生だな.すかさず「咳が出て…」と娘が切り出した.風邪だと思うけれど.前回と同じコトを言われた.「この時期にいつも鼻が出るとか,目がかゆいとかないですね」「ありません」耳鼻咽喉科で見てもらったから.喉も赤い,鼻も喉に落ちている.咳は痰の絡んだ咳.熱はない.
風邪の症状のこといろいろ聞かれた.その後「心臓ドキドキするか?」「うん,時々」聴診して,「こう思って聞くからかもしれませんが,心拍数は減っていると思います.」それは亢進がおさまっていると言うこと.「まだイライラしますか?」と聞かれ本人は否定したけど.?

 薬もやっぱり呼吸器内科が専門の病院らしく,結核のこと気にしているんだなぁ.強めの抗生剤クラリスを処方してくれた.実は私も昨日K診療所でもらった.咳は結核じゃないと思うけど,もしもって事もあるからという説明を,子どもに分かる表現でしてくれた.「もし,薬を飲んでもよくならないようなら,また見せてください」

 甲状腺を触って,言わないけど,大きいなって感じ.血液検査の用紙の準備をしながらカルテを書いて,処方箋書いて.何か今日はいつもと違う.気のせい?カルテあと4人分あったなぁ.今日は診察多いのか?

 小児慢性特定疾患の継続申請のこと,血液検査の数値,突眼の治療,食欲はすごいあるのに体重は変わらないこと.いつも暑くて半袖半ズボンでいること,聞きたいこと言いたいことがいっぱいあったのに,何も言えず終わってしまった.やっぱりセカンドオピニオンは必要なのかな?T先生がいやなわけじゃないけど.

 薬は5錠のまま.「多分大丈夫だと思いますけど,もし,血液検査で極端に数値が落ちていたら連絡させてもらいます」と言われた.私はFT3もFT4も低下してもTSHが出るのを待つべきだと思っているので,低下気味の方がいいと思うんだけど.
 採血をして帰る.採血室の看護師さん,いつもだけどよくしゃべってくれて楽しい.今日は小児科の血液検査いっぱい.

平成15年3月18日(火)
 私が会議だったので4時に帰宅.受付は16時16分だった.家の前は工事しててガレージに入れないし,道は迂回になっているしサイテー.診察は最後から2番目だった.
 
 今日はT先生もM先生も白衣じゃなかった.なぜか診察中に手の空いたM先生がのぞきに来られた.どうして?

 「かわったことないですか?しんどくないですか?」いつもの挨拶代わりの言葉.今まで寒かったのでタートルネックのトレーナーを着ていたが今日はパーカーを着ていたので首の腫れがすごく目立った.「首の見える服着たら腫れてるのすごくわかるなぁ〜」本人はさほど気にしていないけれど…

 聴診して,「イライラはまだおさまりませんか?」まぁ家ではすごいこと.でもバセのためなのか,思春期の不安定状態なのかよくわからない.食欲も,すごいことを言ったら,身長と体重を計ってくれた.
148.9cm45kgちょっと強烈.もうあんまり身長は伸びないと言われていたけど,「まだ伸びてるなぁ.この調子やったら150いくかなぁ…」と言われて娘は喜んでいた.

 2週間前の検査結果を見て,FT3もFT4も数値が上がっている.自己抗体は下がったとはいえ正常範囲を大きく超えている.そんな結果から,「4錠では効いていないので5錠にします」と言われた.きっと決断するのに前もって考えてあったような気がした.でもこの判断は私なりに正しいと思ったので何も言わなかった.低下気味になってもTSHが出るのを待つべきなんだろうな.
 
 薬の飲み方を朝2昼2夜1で言われたけど,昼の飲み忘れが多いので朝3夜2で飲むことに.しばらく2週ごとの通院だったけれど,次回は4週後.予定では今日採血だったけどしなくてよいと言われた.
次は4月.私の転勤も可能性はあるので都合が悪かったら電話をすることに.

平成15年3月4日(火)
 6時間授業だったので行くのが遅くなった.受付の人はまだ新米みたいで,慣れない感じ.受付票はいつも渡されないのに今日はくれた.小児科の受付窓口に出したら看護師さんに「これ出さんでええで」って言われた.いらんのやったら渡してもらわんでもいいのに.
 
 T先生は白衣.寒い日は白衣着てるのかなぁ?「変わったことないか?」今日は風邪をひいてるのでそのことを娘が話した.先週は体調が悪くて学校を休んだことも伝えた.
 
 聴診して,喉を見て.「赤いなぁ」首を触って.リンパ腺も触って.「ずいぶん柔らかくなってますね.この様子だったらホルモンの数値も下がってると思いますよ.良くなってると思いますけど.薬はこのままで様子を見ましょう.ちょくちょく来てもらうのは申し訳ないですけど,次回も2週後にして,ホルモンの数値が下がってきたら,また4週ごとにしましょう.」私も同じように思っていたので,別に言うことはなかった.
 
 風邪の方は「熱が出てる訳じゃないから,ばい菌を殺す薬は入れませんね.もし,高熱が出るようだったら,前にお話ししたように白血球が減っていると困るのですぐに見せてください.まぁ,これだけたっているので大丈夫だと思いますけど.」これも納得.今日はこれと言って変わったことはなかった.採血の用紙を受け取って診察室を出たけれど,採血の容器をもらわなかったのでもう一度ドアを開けて「採血の容器いただいてないんですけど」と言ったら「いいですよ,向こうでもらってください」って言われた.今日は本当はM先生の予約外来の日だから,看護師さんもT先生の方はほったらかし.いつもの事だけど.なんかT先生気の毒.

 採血室は何だか笑い声で盛り上がっていた.古切手をユニセフに送る話らしい.母もやっていた.看護師さんがシールに名前を書いて容器に貼ってくれた.いつもは診察室でカードをシュッとしたらラベルが出てくるのに.
「結果は聞いて帰るの?40分くらいかかるけど」「いいえ,今日は何も」「そうやなあその袋持ってはるもんねぇ」

 近所の薬局で薬を受け取る.風邪薬ももらったけどの代金請求されな
かった.払わなくて良いの?ホント?なんかラッキー!!!

平成15年2月18日(火)
 4時前に行ったけれど,前に2人いたし,診察も始まっていた.珍しい.20分ほど待った.
 白衣じゃなかった.ピンクのカッターシャツにベージュのベスト.
 「元気ですかぁ〜」とスタート.「風邪引いてませんかぁ〜」「姉はインフルエンザになりましたが,うつりませんでした」なんてずぶとい娘…聴診.鼻ズルズル.風邪気味かもしれないけれど,判断は本人に任せたかったから,黙って待つ母.首を触って喉を見て.甲状腺は腫れている.リンパ腺は??「首のこと気にしてこんな服着てるんか?」確かにタートルネック.「ううん,寒いし」でも年頃になれば気になるよね.
鼻のことで「この時期花粉症とかアレルギーじゃないですね?」と聞かれた.「違うと思います」「鼻が出て困るようだったら,薬出しますけど…」悩む娘.でも結局もらわず.

 カルテに貼られた血液検査の結果を見て,これからの方針を考える.低下してきても今は大丈夫だから,4錠で.様子を見て5錠に増やすかも.でも低下しすぎたら甲状腺剤で補う.減らされなくて良かった.正直ほっとした.しばらく通院は2週間ごとで.次回は血液検査.

 今日は突然「何か,習い事してたなぁ…」「ピアノと習字と合唱団と」「合唱団はどこですか?」「町が,教育委員会で運営してて…」「何人くらいいるの?」「20人弱ですけど」「小学生だけ?」「中学生もいますけど」こんな話した.何でだろう??

 もう一度,風邪薬のこと聞かれた.もらえばいいのにと思いながら本人は断った.次は2週間後の火曜日.お礼を言って出ようと思ったら,先生から「今日は数値のメモいいですか?」って聞いて頂けて,「あっ,ください」とお願いした.ちょっと嬉しかった.

TSH <0.01  FT4 4.70 FT3 1.25

平成15年2月4日(火)

 今日も白衣のT先生.(当たり前?)4時少し前に行って診察は1番だった.「元気やったか?」といういつもの出だし.でも正直,元気だけど,バセの症状が良くなっていないと思われることがいろいろあったので伝えた.イライラ,下痢っぽい便,お茶を一杯ほしがる,まだあるけど言いきれなかった.たとえば食欲旺盛なこと.「体重は減ってへんな?」減ったら嬉しいけど.

 身長と体重を計った.残念ながら?体重は減っていない.学校での発育測定で肥満度20%だったことも伝えた.何か言って欲しかったけどあそこの病院に肥満で来る子どもとは比較にならないので問題外か.

 聴診器で心音聞いて喉を見て,脈も取って.「体育のマラソン終わったなぁ」カルテに貼ってある血液検査の結果をめくりながら見て,説明してくださった.FT3が正常範囲になったから,チウラを4錠から3錠に減らした.でもまた入院した頃の値に戻った.この体重なら3〜4錠でいいと思うけれど.様子を聞いていると改善されていないようだと先生も感じておられた.いつも見ている私が思う事って確かだろうし…悩むことなく決断された.次回の診察は2週間後で,今日は採血の日ではなかったけれど採血すると.診察券を機械に通してシールを取り出し,採血用の試験管に貼る.看護師さんは一人で,M先生の診察に顔を出されているので,こちらの診察室は先生一人.容器と用紙を娘の手に渡す.すかさず私に渡そうとする娘.先生が「それくらい自分で持てよ」と言われて自分で持っていく.

 血液検査の結果は,私のWEBページをプリントアウトして持っていって書いてもらった.先生はこれが何だかわからないみたいだった.そのほうがいいかもしれないな(笑).

 次の診察日を確認する.受付にファイルを提出してから処方箋を受け取って病棟に行く.みんな元気だった.Yちゃんは来週受験だって.がんばってね!お風呂の時間だったので,しゃべってからお風呂に送って帰る.

平成15年1月10日(金)
 小3にして初潮を迎え,体の発育と生活年齢と精神年齢のアンバランスさが気になるこのごろ,家ではお風呂上がりにお父さんの前で素っ裸でも平気.羞恥心というのがない.どうしたものかとスクールカウンセリングのM先生にご相談.

 嬉しいことにバセドウ氏病のことはご存じだったし,聞いてみると小3で初潮を迎える子どもも結構いるらしい.最初に「学校でも体育とかプールの着替えを隠しもせずしてますか?」って聞かれて「はっ」とするものがあった.本当にこの子の行動がおかしかったら学校でもするはず.でも,家だけだし,要するに家で,リラックスしてる,甘えてるんだとわかった.

 病気が原因で精神的に何かあったりストレスや不満もあるのかなって思ったけど,どうやらそうではないらしい.

平成15年1月7日
(火)


 
が明けて始めての通院.エコーを取るので早めの予約.3時過ぎに受付をすます.小児科の待合室には女の子が一人.M先生の患者さんらしい.
 5分ほど待つと,T先生登場.今日は白衣.背が高いので白衣が短く見えた.すぐにエコー室へ.防火扉を開けて待ってくださる,水色の襟の長いフリースを着ていったので脱いだ.待たせてスミマセン.これは近道?

 前回同様エコー.気管もわかるし,甲状腺もどれだか何となくわかる.あんまりしゃべって説明してくれなかったけど,「大きいな」という気はした.何枚か写真を残していた.「かわったことないかぁ?」というのが今日のスタート.「しんどいとこないかぁ?」ゼリーをふき取るのにタオルの煮沸消毒の機械が止まったいた.「冷たいのしかないけど,こんでいいか?」(良いも悪いも仕方ない.)「ほれ!!」と言って手にのせる.ちょっと遊んでもらった気分.次ぎに乾いたタオルを渡してくれた.娘は寝かけていたみたい.

 そのまま診察室へ移動.身長・体重を計る.例のスグレモノで.147cm,44kg.平均よりかなり大きい.ただし,体重はすごく増えた.曲線に色鉛筆で書き込んで見せてもらった.「冬休みはなにしてたん?体力作りはどうしてた?」「スキーと縄跳び」「スキーはうまいんか?」「あんまり」「宿題はようけあったか?」「夏休みの半分くらい」「全部できたか?」「あと読書」そんな会話をしながら次ぎに聴診.答えをいつも私に求める娘.そんなところは先生もお察し.エコーの写真を見せてくれて大きさも説明してくれた.結論は入院したときよりも大きくなっている.ホルモンの値が良くなったのでチウラジールを3錠に減らしたけれどこれは結果的に有効な投薬ではなかった.1日4錠に戻す.カルテに書きながら,「この辺の学校でも今日始業式の所と明日のところがあるんですか?」って聞かれた.「えっ,そうなんですか」「K市は今日が始業式ですけど.」わかった.「K市は20日を終業式にして3連休を冬休みにくっつけたので今日からなんですよ.」

 あと,言うか言うまいか迷っていたが突眼のことを聞くことにした.「今,かかっている眼科がいいとか,悪いとかじゃなくて,ちゃんと調べてもらうのにどこか紹介してもらえませんか?」「別にどこでも良いと思いますよ.前にいた病院は眼科があったのでそこで検査してもらいましたけど,大きな病院ってないでしょう.Y病院ですか.木津にY医院があってその先生は,前にY病院に勤めていたそうですけど.どこに行っていますか?」「N市のM眼科です.」「先生若いですか?」「結構おばあちゃんっぽいですけど」「眼圧とかちゃんとしらべてもらって大丈夫だったらそれで良いですよ.今見たところ,症状が目立つと言うことはありませんから…」「病院はお母さんの方がよく知ってるんじゃないですか?」まあ仕事柄そうかもしれないけど.要は,眼科専門医って言ってもバセのこと余り知らない先生がいるから聞きたかったんだけど,うまく言えなかったし伝わらなかった.

 次回は4週後.今日は尿検査と血液検査.トイレに行ってから,いつも通り採血室に行って,受付,処方箋受け取り.病棟へ.

 ちょうど入浴時間.女の子は4人.いつもと変わらず明るく元気.残念なことに個室にいたAちゃんが年末に亡くなったそう.びっくりした.兄姉3人みんな同じ病気で亡くなっているそう.それから,T先生のこと教えてもらった.子ども3人いるらしい.運動会に家族で奥さんも一緒に見に来られたらしい.

 今日もピアノのレッスンだから早めに帰る.
 



バセドウ病になるまで&発覚
入院から退院
通院
血液検査の結果
平成14年の通院日記